寝てる先輩のパンツの脇から挿入

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寝てる先輩のパンツの脇から挿入

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幼い頃、近所の寺が経営する保育所に通っていた。

境内の一角に園舎があって、運動場の隣は墓地。
園長先生は寺の住職だ。
毎朝登園すると、本堂で園長の後ろに並んで正座させられ「朝のお勤め」。
霊験あらたかな環境で育ったせいか、俺たちは人並外れた霊力を身につけ・・・るわけないが、オッサンになった今も正座はそれほど苦痛じゃない。

園長は当時40代半ばくらいだった。
いかつい面構えにがっちりした体格。

赤銅色の腕は丸太のようにゴツく、僧兵にしたらかなりの戦力になったと思う。
普段は穏やかで優しいが、たまに地鳴りのような声でどやし上げられると、それだけで餓鬼どもが泣き出すほどの迫力だった。

俺は小さい頃から明るい子だったが、「落ち着きがない」とも言われてた。
今なら何らかの発達障害に分類されてたはずだ。
朝のお勤め中もじっと座ってるのが苦痛で仕方なかったが、園長に怒られるのが怖くて大人しくしていた。

保母さんたちも、餓鬼どもがいつまでも騒いでると「ちゃんとしないと園長先生の部屋に連れてくよ!」と叱りつけたものだ。
今から思うとその叱り方って教育的にどうよ、という気もするが、実際に絶大な効果があった。
そのせいか「園長先生の部屋」は「恐怖の館」にも等しいオドロオドロしい場所として俺たちに刷り込まれていた。

俺が年長組の時だったと思う。
うちの保育所では給食の後に「お昼寝の時間」があったんだが、ある日、お昼寝中に目が覚めた俺は、無性に「探検」したい衝動に駆られた。

なぜ探検?と思われそうだが、自分でも当時の発想はよく分からない。
ともあれ、いったん思い立つとじっとしていられない俺は布団を抜け出し、保母さんが近くいないのを確認すると、そっと非常口から外に出た。

普段使わない非常階段を降りるだけでワクワクしたが、どうせだからと同じ境内でも園児が立ち入らないエリアに足を伸ばしてみる。
夢中で歩き回ってたら、園舎の端にある部屋の窓が視界に飛び込んできた。

「園長先生の部屋だ・・・」

いつもなら近くにいるというだけで怖くなって逃げ出すところだが、その日は非日常の体験で興奮状態だったんだろう。

「中を覗いてみたい」という抗しきれない欲求が頭をもたげてきた。

窓は高い所にあったが、窓下にあるゴミ箱に上れば子供の背でも届きそうだ。
問題は高さ1メートルほどのゴミ箱にどうやってよじ登るかだが、チンパンジー並みの知能を発揮した俺は、近くにある大きな植木鉢を動かし、それを足場にゴミ箱を制覇するという画期的方法を見出した。

こわごわ覗いた「恐怖の館」は、生首も血の池もない普通の部屋だった。
園長はいつもの作務衣姿で椅子に腰掛け、本だか資料だかを読んでる。

拍子抜けしたが、よく見ると園長の足元で何やら白っぽいものが動いてる。
角度を変えると、裸の女がうずくまって頭を動かしてるらしいと分かった。
しかも園長は下半身に何も身につけてないようだ。

「なんでオチンチンを食べてるんだ・・・??」

思い描いていた恐怖の館とは異質の衝撃だった。
あんなモノ、おいしいのか?という疑問が小さな頭脳いっぱいに広がった。
不思議な行為に強い興味を覚えたが、自分で検証してみようという気を起こさず、その後の人生を踏み外さずに済んだのは幸いだったと思う。

園長が本から顔を上げ何やら声をかけると、女が顔を離して立ち上がる。
どこかで見た顔・・・と思ったら、同じ年長組のカスミちゃんのママだった。
この近所では珍しく洗練された都会的雰囲気の美人だが、オッパイは俺の母親の方が大きかった。

女は園長に指示され、大きな事務机に手をつくと尻を向けて両脚を開いた。
園長はゴツい手で女の尻を掴み、自分の下腹部を宛てがうと腰を突き出す。
カスミママの「あああぁぁっっ!!」という声が窓越しに聞こえた。

これは幸いだったと思うが、両親の夫婦生活の現場を目撃したことはない。
さすがに尻にウンチが出る穴がある、くらいの知識は当時の俺にもあったと思うが、そこにオチンチンを入れてどうなる、というのが率直な感想だった。
もちろん園長が正確にどこへ突っ込んでいたか、今となっては知る術もない。

しばらく腰を振った後、再び園長が何やら指示し、女は向き合う姿勢になる。
2人が体を離した時、女の下半身からズルリと抜けた股間のモノが目に入った。
子供の前腕くらい・・・というのは、さすがに記憶に補正がかかってると思うが、とにかく禍々しくて太く長く黒ずんだ棒がそそり立っていた。
俺の下腹部にぶら下がってる小指ほどの突起と同じものとは信じられない。

園長は女の脚を抱え上げるように広げると、再び下腹部に股間をズブリと突き刺す。
そのまま太い腕で女を持ち上げ、白く丸い尻を掴んで激しく揺さぶり始めた。

「ああっ、ああっ、すごいっ、すごいっ~~!!」

ちょっと気取った普段の口調からは想像もつかない絶叫を漏らすカスミママ。
苦しいのかと思ったら、園長の頭を抱えて愛おしそうにチューなんかしてる。
大人の行動は理解不能なことが多いが、とりわけこれは訳が分からない。

気が付くと俺の股間も硬く張り・・・なんてことは保育園児に起きないわけだが、何だかとんでもないものを見てしまったという自覚はあった。

体位はもちろん、本来の意味での「駅弁」という言葉すら当時は知らなかったが、園長はその体勢から女の体を事務机の上に横たえ、さらに激しく腰を振り始めた。
カスミママは両脚を大きく広げ、気がふれたような表情でヨガッてる。
園長が腰を振るたび小さめのオッパイがプルプル揺れるのが、なぜか面白かった。

やがて園長が「ふんんんっ!!」と大きく唸り、一段と強く腰を押し付けた。
次の瞬間、女が「イグイグイグゥゥゥ~~」という声と共に大きく仰け反りビクンビクンと全身を震わせたと思ったら、ぐったりと動かなくなった。

爆発こそしないが、正義の戦隊に必殺技を食らった怪人のような反応。
まさか死んだのか?あの太い棒は必殺技か?急に恐ろしくなった俺は、音を立てないよう最大限の注意を払いながらゴミ箱から降りると、全速力で非常階段を駆け上がって部屋に戻り、布団に潜り込んだ。

その日の夕方、いつものように他のママたちよりちょっとお洒落な服装で娘を迎えに来たカスミママを見て、「生きてた~」と心底安心する一方、しばらくの間「あいつは偽物かもしれない」という疑いを拭えなかった。

その日を境に、園長先生の部屋は「恐怖の館」から強い興味の対象へと転じる。
お昼寝の時間になると保母さんの目を盗んで部屋を抜け出し、非常階段を降りて園長先生の部屋を覗くのが俺の日課となった。

もちろん誰もいない日もあれば、園長が独りで何か書き物してるだけの日もある。
睡魔に勝てず布団から抜け出せないこともしょっちゅうだったし、移動中に保母さんに見つかって部屋へ連れ戻されたこともあった。
それでも週1~2回は、あの不思議な合体シーンを目撃する機会に恵まれた。

ケンタ君のママは、うちの母親より大きなオッパイを揺らして悶えてた。
ヨシミちゃんのママは、椅子に腰掛けた園長に向かい合って抱きつきながら狂ったように腰を上下に動かしてた。
名前を忘れたが年少組の子のママは、1回終わったらまたオチンチンを食べ始め、2回目をおねだりしてた。
そのせいでお昼寝の時間が終わり、危うく保母さんに見つかるところだった。

どのママも、日ごろ絶対に見せない恍惚の表情で園長の巨砲を受け入れてた。
うちは母親がフルタイム勤務で、園への送り迎えは祖母が担当してたが、幸いにというか、あの部屋で祖母の姿を目撃したことはない。

あの日、俺が無邪気にも「きょう保育園でこんなもの見ちゃった」と両親に報告してたら・・・、と考えないわけじゃない。
そうしなかったのは、お昼寝の途中に抜け出して園内を探索するという悪事が親にバレるのが単純に怖かったためだ。

======園長には息子が2人いた。
どちらも俺の在園当時は中学生。
学校があるので園児と顔を合わせる機会は少ないが、試験期間中とか学校が早く終わった日は、たまに園舎に来て遊んでくれる。
イガグリ頭の優しくて面白いお兄ちゃんたちで、園児にも人気だった。

その年の夏、園の運動場の一角に小さなプールが完成した。
今見たら水たまりと大差ないが、当時の餓鬼には画期的アミューズメント設備だ。
落成法要を兼ねたプール開きには、園長や保母さんたちのほか園長の息子2人と園児の母親も何人か来て、餓鬼どもの遊び相手をしてくれた。

今の俺からすれば、若いママの水着姿なんて目の保養以外の何物でもないが、そのありがたさを理解するには幼すぎた俺は、全力で水遊びに熱中してた。

ところが夏の初めで水温が低かったせいか、間もなく俺の小さな体を異変が襲う。
さし込むような痛みと共に腹のあたりがゴロゴロ言い始めた。
こんなことで至福の時間を中断してたまるか、と意地になって遊び続けたが、痛みは強まるばかり。
プール脇にいた保母さんが異常に気付き声を掛けた。

「カズヤ君、どうしたの?」

「・・・ウンチ出そう」

次の瞬間、保母さんは全盛期の朝青龍の立会いを思わせる勢いでプールに駆け込み、俺を抱え上げて水から飛び出すと、そのまま敷地の端にあるトイレへと猛ダッシュ。
半泣きの幼児の手を引いて一緒に走ってたら、間に合わなかっただろう。
水着を下ろすと同時に、ビリビリビリと湿った音を伴った臭気が個室に立ちこめる。
完成したばかりのプールが汚物にまみれる惨劇は、こうして寸での所で回避された。

あの時の保母さんのとっさの判断力と行動力がなければ、俺は「ウンコマン」とか「ウンチッチ」という安易にして屈辱的な称号を背負い、卒園までの数ヶ月間、地獄のような日々を送らねばならなかっただろう。

「タチバナ先生」という一見男みたいな怖い保母さんだったが、お元気だろうか。
連絡先が分かればお歳暮を贈りたい気分だ。

とはいえ、すっきりしてトイレから出た俺にタチバナ先生が「今日はプール入っちゃダメだよ」と無慈悲にも通告したのは言うまでもない。

1人だけ早々と着替えさせられ、プール脇で膝を抱えて座ったまま、楽しそうに水遊びに興じるユカちゃんやケンタ君を眺めるのは、遊びをこよなく愛する落ち着きのない俺にとって拷問にも等しい責め苦だ。
すぐに我慢の限界を超えた俺は、保母さんたちの目を盗んでプールを抜け出し、未知なる刺激を求め園舎へと向かった。

園舎内には運動場に面して「お遊戯室」と呼ばれる小さな講堂があった。
普段は遊び場だが、園児にとって年間最大のイベントである「お遊戯会」や、地元警察音楽隊のおじさんたちによるミニコンサートが催される場所だ。

水遊びを理不尽な形で中断されフテ気味だった俺は、お遊戯室を探検場所に選んだ。
というのも、お遊戯室にはちゃちい舞台があったんだが、舞台袖の幕に隠された空間に何があるのか、前から気になって仕方なかったのだ。

果たして幕の奥には小さな部屋があった。
よく見たら運動場とも直接行き来できる。
日ごろは道具置き場、コンサートの時は出演者の控え室として使われていたらしい。
何も行事がないその日は、催し物で使う長椅子がうず高く積まれてるだけだった。

部屋のカーテンは閉じられ、運動場側の棚にはバッグや衣類が置いてある。
どうやらこの日は保護者や保母さんが更衣室として使っていたようだ。

あいにく保母さんたちの着替えや脱いだ下着類に俺が興味を持つようになるには、あと約10年の歳月が必要だった。
俺は舞台袖の空間が「ここに通じてたんだ!」と小さな感動を覚えながらも、長年の謎を解明してしまうと早々と興味を失い、立ち去ろうとした。
その時だった。

「あ・・・ん・・・」

長椅子の山の向こう側から声が聞こえた。
誰かいる!
再び好奇心の塊になった俺は、身を低くして声がした方へと匍匐前進。
忍者かスパイになった気分で、長椅子に隠れたエリアをそっと覗き込んでみた。

水着姿の男女2組が俺の視界に入った。
男は園長の息子2人。
女はショウ君のママとノゾミちゃんのママ。
どっちもプール開きに来てた保護者だ。

ショウ君のママは床に座った園長の長男の脚に跨がり、股間に顔を埋めていた。
長男の水着は膝くらいまで下ろされ、そそり立った肉棒が女の口に出入りしてる。
園長室の覗きで「女は男のオチンチンを食べる習性がある」と学んでいたが、いつものように見下ろすのではなくほぼ水平だったから、なんか不思議な感じだ。

股間のモノは園長より色が淡く、心もち細い感じだが、女の口に入りきらない長さ。
長男は両手を後ろについて顔を上げ、緩みきった実に気持ち良さげな表情だ。
時おり腕を伸ばし、黒いビキニに包まれた柔らかそうなオッパイを揉んだりしてる。

ショウママは一心不乱に肉棒を頬張っていた。
そういえば園長のオチンチンも、ママたちは棒アイス並みの熱心さで咥えてた。
あの親子のオチンチンは特別おいしいのか、と子供心に思った。

その向こうでは次男がノゾミママと向かい合って身を屈め、胸に顔を埋めてた。
青地に幾何学模様の入った女のワンピース水着は腹のあたりまで下ろされ、白く豊かなオッパイが二つポロリとこぼれてる。
次男はオッパイの一つを片手で揉み、乳首を指先で転がしながら、もう一方のオッパイにしゃぶりついてる。

「あん・・・いいわ・・・」

どうやら声を出したのはノゾミママらしい。
まあ俺自身、ほんの数年前まで母親の乳房にむしゃぶりついてたわけで、オッパイの魅力を語らせたら人後に落ちない。
次男の行動は理解できる気がした。

女は乳房を吸われながら、たまらないという感じで次男の頭を撫でたり、下腹部に手を伸ばして水着から飛び出したオチンチンに指を絡めたりしてる。
これも園長ほどの禍々しさはないが、長男と比べても遜色ない大きさだった。

見つかるのはマズいと本能的に考えた俺は、息を殺して成り行きを見守った。

やがてショウママが長男の肉棒から口を離し、ビキニの下を脱ぐ。
三角形の陰毛はきれいに整えられていた。
女は床に座った長男の腰に跨がると、唾液に濡れテラテラと光りながら雄々しく天を突く竿に手を添える。
そのまま上体を倒して唇を重ねながら、ゆっくりと腰を下ろした。

「あああぁぁぁ・・・」という声と共に、太い肉棒が女の体内に消えていった。
園長室を覗いてた時は分からなかったが、まさに「のみ込む」という感じ。
長男はショウママの大きめの尻を掴み、下からガンガンと突き上げる。
そのたび女は「あんっ、あんっ」と子犬のような声を上げた。

次男はというと、ノゾミママを四つん這いにさせ水着の股の部分を横にずらすと、下腹部を宛てがい一気に突き刺す。
女が「はううぅぅっっ!」と声を漏らした。
ノゾミママは結構大柄で、オッパイも立派だがお尻もなかなかのボリューム。
まだ手足の伸びきってない次男は、大きな尻に抱きつくように腰を振り始めた。

長男は繋がったままショウママを押し倒し、座位から正常位へ移行。
ビキニトップも押し上げ、こぼれ出た黒っぽい乳首を吸いながら腰を突き立てる。
女は「すごい、すごいいぃ~~」と喘ぎながら長男の首に腕を絡める。
普段「早くなさいっ!」とショウ君を叱る時より可愛らしい声だった。

やがて我慢の限界が来たのか、長男は女を抱き締め一段と深く腰を突き出す。
ショウママが「あ”あ”あ”~~」と表記しづらい声を上げ全身を仰け反らせた。
長男は腰をブルルルッと震わせたかと思うと、ガックリと女に重なって倒れ込んだ。

次男は相変わらずノゾミママの大きな尻を抱え、腰をカクンカクンと前後運動。
両腕を伸ばし、四つん這いの体にぶら下がる大きなオッパイを握ってる。
彼らの行為は理解不能だったが、オッパイに対する次男の執着心は俺も共有できた。

「おばさん、出ちゃう・・・出ちゃうよ」

情けない声を上げたのは次男だった。
普段の面白いお兄ちゃんとは別人のようだ。
ノゾミママは「いいわよ・・・来て・・・来て・・・」と息も絶え絶えに促す。
いったい何が出るんだろう。
科学者になった気分で観察を続ける俺の視線の先で、次男は「ああぁ・・・」と呻きながら体をビクビクっと痙攣させた。
何が出たか、俺の場所からは残念ながら確認できなかった。

その時、運動場の方から「カズヤく~ん」と呼ぶ保母さんの声が聞こえてきた。
チッ!プールを抜け出したことがバレたらしい。
大事になっては後で面倒だ。
俺は床に這いつくばったままじりじりと後ろに下がって部屋を出ると、幕をくぐってお遊戯室に戻り、俺を探す保母さんの方へと駆けて行った。

保育所では年1回、年長組の園児を対象に「お泊り会」が開かれた。
何のことはない、みんな一緒に園舎で一晩過ごすだけだが、ほとんどの餓鬼にとって、親元を離れて眠るのは出生直後を除き初めての経験。
これからの長い人生を展望し自立への第一歩を刻む意味でも、園児にとっては期待と不安に満ち溢れた大イベントだった。

その日は昼間、みんなで近くの農場へ行って芋掘り体験。
収穫した芋を保育所へ持ち帰り、保母さんや保護者が調理して夕食にする。
小学生以上なら墓地を利用した肝試しなどの企画も考えられたが、そこは外泊初体験の幼児。
大人しく絵本を読み、風呂に入って寝るだけだ。

この種のイベントにはアクシデントがつき物だ。
昼間は元気に騒いでたくせに、夜になると親が恋しくて泣き出す餓鬼がいる。
緊張と興奮で熱を出したり、夕食後にゲロしたりする面倒な奴もいる。
普段と異なる環境で、卒業したはずの「粗相」を再発する子も絶対いる!

そうした事態に備え、保母さんのほか数人の母親が付き添って園舎に泊り込んだ。
親たちも大変だったんだなと、この年になると少し分かる。

風呂は近所の銭湯。
性別を問われない幼児の特権を駆使し堂々と女湯を利用する。
20代中心の保母さんと混浴なんて、今の俺からすれば夢のような経験だが。
当時の俺は愚かにも、そのありがたさを理解できてなかった。
せめて同じ組の幼女たちの裸をじっくり観察しておけばよかった。

幸い俺は泣くことも戻すこともなく床に就いたが、やはり興奮してたんだろう。
深夜、ふと目を覚ましてしまった。
とりあえず尿意をもよおしたんでトイレへ。
出すものを出すと、またぞろ「じっとしてられない症候群」が頭をもたげてきた。
俺はトイレから部屋に戻らず、夜の園舎探訪という新たな冒険をスタートさせた。

灯りの消えた寺はかなり気味悪く、お遊戯室も園長先生の部屋も人の気配がない。
ちょっと怖くなって部屋に戻ろうとしたら、毎朝「お勤め」する本堂から薄ぼんやりと明かりが漏れてくるのに気付いた。
何となく興味を引かれた俺は、細い渡り廊下を伝って本堂へ移り、入口を小さく開けて中を覗いてみた。

本堂には仏像が3体くらいあったと記憶してる。
うち1体は俺たちが「ののさま」と呼んでたご本尊の観音菩薩像のはずだ。
結局どいつが「ののさま」なのか、最後まで知らずに卒園してしまったが。

本尊の周りにある幾つかの燭台では、ロウソクの炎が揺らめいてる。
どうやらこの明かりが外に漏れてたらしい。
俺は太い柱の後ろから、いつも「お勤め」をする畳敷きの中央部を覗きこんだ。

畳には布団が何枚か敷いてある。
そのうち一枚の上では園長の長男が四つん這いになった女を後ろから貫き、激しく腰を振っていた。
女はお泊り会の付き添いで来たイクミちゃんのママ。
まだ20代半ばだったはずだ。
猫のようにしなやかな肢体が、揺れる灯りに照らされ怪しく揺れていた。

奥の布団では園長の次男が、座位の姿勢で女を突き上げてる。
女は園長夫人にして長男&次男の実母。
正式の保母ではなかったはずだが、園児や他の保母さんからは「お母さん先生」と呼ばれてた。

まだ30代だったと思うが、なかなか豊満というか肉感的ボディーの持ち主。
包容力ある母親然とした雰囲気のせいか、餓鬼どもの人気は高かった。
俺も間違えて「おかーさん!」と呼び赤面したことが、少なくとも2回ある。
誰にも間違いはあるはずなのに、なんであんなに恥ずかしかったんだろう。

次男は白い肉体に押しつぶされながら、豊かな乳房に顔を埋めている。
プールの時もそうだったが、次男はどうやらかなりのオッパイ好きらしい。
というか、よく考えたらその相手はマズいだろ、と突っ込みを入れるべき場面だが、既におかしなことに慣れっこになってた俺は、特に違和感を覚えなかった。

本尊の真ん前にある布団では、園長が女を組み敷いて腰を打ちつけながら、並んで横たわる別の女の股間を愛撫してた。
いわゆる3Pというやつだ。
巨大な逸物を受け入れてるのは、プールで俺を救ってくれたタチバナ先生。
どちらもがっちりした体格の似合いのカップルと言えなくもない。

園長が愛撫してたのは、やはり付き添いで来たユウヤ君のママ。
いま一つ地味な感じの人だが、グラマーで今から思えばかなりそそる肉体だ。
よく見ると園長は、手に握った太い棒のような物を女の股間に突っ込んでる。
今なら「ディルドー(張形)」と分かるが、当時の俺には意味不明の物体だった。

本堂にはさらに2人、裸の女がいた。
付き添いで来たマサミちゃんのママは、別の女をバックで攻める長男と濃厚なキスを交わしてる。
保母のイトウ先生は、次男に貫かれた「お母さん先生」とこれまた熱いキス。
女同士のキスを見たのは、約6年間の人生で初めての経験だった。

年の割に濡れ場の目撃経験は豊富な俺だったが、男3人に女6人だと迫力が違う。
特に園長は、組み敷いたタチバナ先生が昇天すると巨砲を引き抜き、並んで横たわるユウヤママにずぶりと挿入。
ガンガン腰を使いながら持ち替えた張形でタチバナ先生を攻めるという、器用かつ迫力ある攻めを披露してた。

息子たちはさすがに女2人を同時に攻める技量は持ち合わせていないらしいが、相手の女がイクと、すぐに別の女を抱き寄せて続きを始める。
というか待機してた方が「次は私の番よ」とばかり、前の女を突き飛ばしてた。

ところで、保育所のお遊戯室には1辺30cmほどの積み木遊び用ブロックがあった。
キャラクターシールなんかが貼ってある魅惑的代物で、毎日お遊びの時間になると限られた数のブロックをめぐり幼児たちの熾烈な争奪戦が繰り広げられたものだ。

前の子が遊び終わると「次はボクの番!」「アタシよ!」と始まるわけだが、男根をめぐる女同士の争いを見てると、いつまでも成長せずブツ欲にとらわれる人間の業の深さを痛感する。
同時に勃起した肉棒は大人の女どもにとって、キャラ入り積み木ブロックに匹敵する魅力的なもの、と幼心に深く刻み込まれた。

園長親子は6人の女に次から次へと硬いアレをぶち込んでいった。
長男もためらうことなく園長夫人にズブリと挿入し、気持ち良さそうに腰を振る。
もちろん園長も夫人である「お母さん先生」相手にハッスルしてたが、この2人の絡みがなぜか一番違和感があった。
なんでだろう。
今もって謎だ。

「ああぁ~~んいいぃぃわあぁぁ~~」という罰当たりな声が本堂に響く。
女が集団で発するヨガリ声は、発情期の猫の鳴き声に似てるというのは新発見。
この光景を「阿鼻叫喚」と表現するのはどう考えても誤用だと思うが、ともかく地獄絵図だか極楽図だか分からない痴態に俺の視線は釘付けだった。

今の俺なら最低4回分のオカズになっていたはず。
勃起すらさせず観察するのは、二次性徴を迎えていないお子様ならではだが、悲しいかな、お子様は興味が冷めるのも早かった。

いくら合体したところで巨大化するでもなし、背中から翼が生えるでもなし、男女9人が延々と織りなすピストン運動に、幼い俺は早々と飽きてしまった。
それ以前にどうしようもない睡魔が襲ってきた。

ここで寝込むのはさすがにマズいという自覚はあったんだろう。
俺は死力を振り絞って本堂から抜け出すと、仲間たちが眠る部屋に戻り、暖かな布団に潜り込んだ。
やはり俺にはここが天国だ。

翌朝、本堂で朝のお勤めを聞きながら、俺が正座してるこのあたりで園長が腰を振ってたんだな、と思うとちょっと妙な気分になった。

園長はいつもと変わらず、境内の隅々まで響き渡る朗々とした声で読経してる。
餓鬼どもはといえば、眠い目を擦りながら園長の後ろで一列になって正座し、この意味不明の呪文がいつ終わるのかとばかり考えていた。

本堂の隅でお勤めを見てた付き添いのママや保母さんたちが、やたら生き生きして色艶良く見えたのは、俺の記憶違いかもしれない。

霊験あらたかな保育所で園長たちが繰り広げていた不思議で不埒な行為について、それなりに正確なところを俺が知るのは、それからずっと後のこと。
その頃にはかなり記憶が曖昧になってたし、深く追求もしなかった。

日ごろ送り迎えしないとはいえ、俺の母親も実は仲間だったんじゃないかとか、一番若くて俺がほのかな恋心を抱いてたサイトウ先生は大丈夫だったのかとか、考え始めると頭がおかしくなりそうだから、無意識のうちに記憶を封じ込めていた・・・と書くと何だか心理学者っぽいな。

いずれにせよ上の描写には、あまり正確じゃない部分も相当あると思う。
例えば、今から思うと園長や息子たちは避妊してなかった気もするが、それは単にゴムを被せる光景が記憶に残ってないだけかもしれない。

あの保育所に通うと在園中に弟や妹ができる、という噂も聞いたことはない。
当時の同級生で4~5歳下の弟や妹がいる奴もいないわけじゃないが、それとこれとを結びつけるのは短絡というものだろう。

そして時が流れ、今度は俺の長男があの保育所に通うことになった。

先日、嫁と長男を連れて約30年ぶりに訪れた寺は、本堂こそ昔のままだが、古臭い木造だった園舎は小ぎれいな鉄筋コンクリート造に生まれ変わっていた。
講堂は少し広くなって、電動式のせり上がり舞台も整備されてた。
プールは昔のままだが、こんなショボい水溜りによく感動できたもんだと、あの頃の自分の感受性の豊かさにむしろ感動した。

それ以上に、あの頃の俺にとって無限の謎に満ちた魅惑の空間だった境内が、実は大して広くもないという事実が、何だか寂しかった。

園長職は長男が継いでいた。
もっとも、あのいかつい住職はまだ元気らしい。
40代の現園長は父親似だが、僧兵のような親父さんより柔和な感じがする。

「私も昔、遊んでもらったんですよ」と言うと、もちろん覚えてるわけないが、「おお、そうですか」と目を細めていた。

保母さんも当時とは全員入れ替わってたが、じっとしていられない餓鬼どもを猛獣使いのようにまとめ上げる激務は、今も昔も変わらない。
若い保母さんのジャージに包まれたお尻に思わず目が行ってしまうのは、俺がオッサンになったせいだろう。

「お母さん先生」は残念ながら数年前、鬼籍に入られたという。
あの優しい笑顔がまぶたに浮かぶ。
今ごろ地獄を彷徨っておられることだろう。

園内を一巡して新しい「園長先生の部屋」でお茶をご馳走になっていると、ドアが開き、園長に似たイガグリ頭の少年が顔を覗かせた。

「うちの長男です。来年中学に上がるんですよ」

園長に促され、少年がペコリと頭を下げる。
さすが躾はしっかりしてるようだ。
少年は顔を上げると、俺の隣に座る嫁のグラマーな肢体に舐めるような視線を向け、心の底から嬉しそうにニコリと微笑んだ。

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